第4章 共和国会議。そして動き出す
共和国として同盟を結んでいる、倭国と天界、魔界、そして宣帝王国カンバベール。
今後のイスベル王国の動きを見ながら、共和国軍を起動させていく準備の会議となる。
倭国・神威信長:「久しぶりだな、ユリアーノ。体調はもう良いのか?雪も、心配していたぞ。」
ユリアーノ:「信長様、ご心配おかけてして申し訳ありませんでした。この通り、元気です。お聞きしてるかと思いますが、異世界より参ったゆりと申す女性と私が同化しているので多少お見苦しい点もございます。今後ともよろしくお願いいたします。」
神威 信長:「はっ、(ง `▽´)╯ハッハッハ!! 堅苦しい挨拶は同化した女子の影響か?まぁ、良い。前よりも凛々しく見えるぞꉂꉂ(ˊᗜˋ*)𐤔𐤔𐤔」
魔王・ジョハン:「信長、前にも増してユリアーノが面白くなったぞ。」
神威 信長:「ジョハン、お前が申すなら間違いなかろう𐤔𐤔𐤔𐤔」
ユリアーノ脳内
ユリアーノ:「ゆり、お前の国ではあのように堅苦しい挨拶をするのか?」
ゆり:「信長様は私達の国では歴史上の凄い人で、その時代はこのような話し方だったので…。ユリアーノさんはどんな風に話されていたのですか?」
ユリアーノ:「まず、信長様とは言ってなかったな。信長殿と呼ばさせてもらっていた。もう少し砕けた話し方をしておったぞ。まぁ、信長殿が喜んでおるからこのままでもよかろう。」
ゆり:「勉強になります。」
ユリアーノ:「ゆりの謙虚で勉強熱心なところがそなたの国で認められておったのだなぁ。そこは似ておるな。だからこそ、お互いの魂が惹かれあったのかも知れぬな。俺の意識はそのうち薄れると思う。」
ゆり:「えっ、それは困ります。まだ色々教えていただかないと」
脳内会議は収まることを知らない。その間に、会議はどんどん進んでいた。
ミカエル:「兄さん、聞いてます?」
ユリアーノ:「あぁ、すまない。ゆりと話していた。」
天使・ジス:「ユリアーノ、あなたの意識はそろそろ限界ですね。」
ユリアーノ:「ジス、やはり気づいてましたか?ゆりにも話してましたが、そろそろ彼女に任せるときが来たようです。」
神威 信長:「ユリアーノも旅立つときが来たのだな。ゆりのことは任せるがよい。」