第2章 歓迎会にて~一つ目の事件~
アミはやっぱりと納得していた。
アミ:「会長や理事の方々からの指示では断れないですね。」
ヨンジュ:「確かに、部長とユンギさんだけではフォローできないところが出てくるのは目に見えてますね。私たちが彼女の事情を知っているとユナさん自身は聞いてるのですか?」
ジン:「入社時点で話はしてあるよ。誰がって所まで話してある。君たちには事後報告で申し訳ないが。」
アミはため息をつく。
ヨンジュ:「アミ、まさかお父様から聞いていた?」
アミ:「知人の娘さんが訳あってインターンとして入社するとは聞いていたけど・・・。父はそれ以上何も言わなかったけど、母から少し聞かされた。父の友人の娘さんで私も面識があるって。」
ヨンジュ:「だから、ユナさん見たとき驚いたの⁈」
アミ:「他の課の社員に聞かれたときは言わなかったけど。私が知ってるユナちゃんと違いすぎてびっくりしたのもあったのよ。確かにスタイル良くてよく笑う子で可愛かった。けど、今日の彼女は美人ではあるけど…別人に見えた。」
ジンが2人に話の続きをする。
ジン:「彼女とこれから会ってもらう。これからユンギの下で働くことになるから、ヨンジュは一緒に仕事をすることになるからよろしく頼むな。アミは部署が違うから仕事では絡むことは少ないかもしれないが、プロジェクトがそろそろ始まる。となると関わることが増える。」
ジンの話が終わるころに会議室のドアをノックされた。
コンコン
???:「失礼します。遅くなりました。」
続いてユンギも会議室に入る。
ユンギ:「部長すみません、遅くなりました。」
ジン:「ちょうど、2人に伝えたところだ。ユナさんいいかな。この2人が話していた、アミさんとヨンジュさんだ。」
ヨンジュ:「パク・ヨンジュです。ユンギさんの補佐役で、これからユナさんのフォローを任されたのでよろしくね。堅苦しいのは苦手だから、普段はフランクに話してくれて大丈夫だから。」
ユナ:「ありがとうございます。ヨンジュオンニと呼んでも良いですか?」
ヨンジュ:「大丈夫よ。よろしくね。」
アミ:「営業企画のイ・アミです。父から聞いています。幼い時に会っているけど覚えていますか?かなり前なので私も話を伺って思い出したくらいなので。ヨンジュ共にフォローさせてもらうのでよろしく。」
ユナはアミを見て抱き着く。
一同は驚いた。