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君と歩く道【BTS】

第1章 新人教育


ジン:「ユンギ、少しいいか?」

ユンギ:「なんですか?」

ジン:「この後に向かう先の事で事前に、社長・専務から伝えるように頼まれた。アミたちを行かせてから話す。」

ユンギ:「分かりました。」

ジン:「アミ、ヨンジュあとは任せたから頼んだぞ。」

アミ:「わかりました。では。」
ヨンジュ:「行ってきます。」

アミたちは新人を連れて外回りに向かった。

ジンはユンギに社長・専務からの伝言を伝えた。

ジン:「ユンギ、今から話すことは機密事項になっている。掻い摘んで話すから後はこの資料を読んでくれ。」
ジンはユンギに資料のファイルを渡した。

ユンギ:「途中入社の社員には何かあるのですか?」

ジン:「中堅クラスの会社で名を言えばこの業界に携わる者なら聞いたことがあると思うが・・・。」

我が社は広告業界でも1,2を争うBITコーポレーション、数年前に広告業界で都市伝説的に噂されていた事があった。

中堅のデザイン会社がデザインを盗み自社の物としてコンペに出し、一人の社員にすべての罪を負わせることに。

それを苦にその社員は自殺をしたと。

ここまでなら都市伝説にはならなかった。

自殺した社員が残業で遅くまで社内にいる時や警備員が点検で回る時に出ると・・・。
初めはウワサ程度で誰も信じようとしなかったが、面白半分で深夜に社内に残った一人の社員がスマホで撮った動画がネットに上がったことから一変した。

動画には窓の外に上層階から落ちてくる人が映り込んでいた。同様に警備員たちもその光景を目の当たりにし、社内にされていた防犯カメラにも映っていた。

自殺した社員が飛び降りた時刻に成仏しきれず何度も飛び降りをしているとウワサが社内に広がり、それかというもの就業時間中にもパソコン、空調、エレベーターなどあらゆるものに支障が出始めた。
そこから社員たちが辞め始めると同時に業績も下がり負債をデザイン盗作からの件で抱えていたため、倒産することに。
ただ倒産は表向きで、社名変更して存在していると・・・。

なぜ、自分の会社にこんな面倒な社員が来ることになったのかユンギは不思議に思う。

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