第6章 新たな罠
騒ぎを起こしたセキュリティ会社は、警察の捜査が入り代表から上層部の社員は逮捕されていた。
ジフン:「代表がいなくなった会社からどうしてハッキングされたんだ。」
ナムジュ:「捕まった人達はダミーで犯人は捕まってない。ハッキングのアドレスのようなものは少し変えれば別人だと思われて捜査されなかった。警察がまだそこまで追いついてないから。」
ナムジュの言葉に皆が息をのむ。
SP:「現在の会社は別名になっております。代表は裏社会を牛耳っていると言われている、チョン・ドンスン。脅迫などは彼がやってるとは思われますが、ハッキングなどのネットワークに関しては別の人間が動いてると思われます。」
ベクヒョン:「チョン・ドンスン・・・。聞き覚えが・・・。まさか。」
ジフン:「そのまさかだよ。ヌナを拉致監禁の実行犯だよ。ただ、チョン・ドンスンは実行犯ではあるが、ストーキングをしていた人物ではない。黒幕の人物こそ、今回のハッキングをしていた人物になる。」
SP:「現在、チョン・ドンスンの周りを探っています。今回の事件で動きづらくなっているので、少し前から潜入させて探らせています。」
ユンギ:「そこに俺が潜入することはできないか??」
アミ:「ちょっと待って、何を考えているの?」
ヨンジュ:「ユンギ、潜入する気?」
ベクヒョン:「ヒョンが潜入するなら俺も一緒に行く。」
アミ:「ヒョナ、あなたまでに何言ってるの?」
ジフン:「ヌナもヒョンも落ち着いて。SPが話した通り、探りを入れているからそれは任せておけば良いよ。彼らが調べて報告されたものを確実な証拠として出せるように物的証拠集めをしていく事を僕たちはするんだよ。素人の僕らが潜入はできない。」
食い気味になっている、アミとユンギを諭す。
既に黒幕の罠に落ちていることに、アミたちは知る由もなかった。
近づく足音がそこまで近づいていることに・・・。