第4章 悪夢の再来~アミの過去~
ベクヒョン:「ただいま~~。何、2人とも。難しい顔をして⁇」
アミ:「ヒョナ、ユンギと昔に遊んでいたこと覚えてる??」
ベクヒョン:「覚えてるよ!!ヌナの初恋じゃん。僕とヌナとよく遊んでいて、ジフンは調子がいい時は4人で遊んでいて楽しすぎてジフンが体調崩して寝込んだ時は、ユンギヒョンがお見舞いによく来ていたよ。」
ジフン:「・・・。だから、ヒョナはダメだっていい人でも嫌って。そう言う事か。」
アミ:「それって、ヒョナたちが小学校に上がるまでってことだよね。う~~(;´・ω・)あれがユンギだったの?」
アミ達の話を父と母は微笑ましく眺めていた。
ギヨン:「ヨボ、これならユンギくんがアミのフィアンセと話しても大丈夫そうだな。」
母:「あの頃に決めてようやく実現できるのね。」
お互いの両親がすでにアミ達の将来を見据え、婚約者を決めているとは・・・。
ギヨン:「アミ、ジフン、ベクヒョン、少し話があるがいいか?」
改まる父に、アミ達が背筋を伸ばして聞く。
ギヨン:「ジンくん達から聞いたと思うが、近隣での事件を含めて緊急の措置を取ったんだが、それには理由があってな。」
アミ達は父の話に聞き入る。
ギヨン:「アミには思い出したくない話だが、警察からあの事件の犯人が今回の一連の犯人ではないかと言われている。警察も巡回を強化しているが、何かあれば連絡してほしいと連絡があった。」
ベクヒョン:「ヌナ、大丈夫?」
アミは小刻みに震えていた。
アミの両サイドに座っていたベクヒョンとジフンがアミの手を握る。
ジフン:「事件が落ち着くまでプロジェクトをストップしようかと思いますが、どうですか?」
ギヨン:「まだスタートしたばかりだからそれは構わないぞ。社員の安全の方が大事だからな。」
母:「そういえば、あなた。変な手紙が来ていると執事が言ってのよ。封筒に見覚えがあって不安になったからと。」
執事がギヨンに手渡す。
執事:「旦那様、アミお嬢様が事件に巻き込まれた際に来ていた手紙と似ておりませんか?」
ギヨンと母は封筒をみてぎょっとする。
その封筒は、まさしくあの時期に度々送りつけられていた封筒であった。
ギヨンは保管していた過去のものと見比べ、封を開ける。