第4章 悪夢の再来~アミの過去~
ジフンとベクヒョンはジン部長を通して女子社員たちが危険な目に合わないように上層部へ申請を出した。
理事たちには会長から話が通され、対策に関してはジン部長が責任者としてすぐに実行された。
ジン:「ジフンくん、ベクヒョンくん。君たちのおかげで話がスムーズに進んだよ。ありがとう。」
ジフン:「僕たちはヌナの心配から動いたまでです。ヌナは特別扱いされるのを嫌がるし、何より友達の危険を心配していました。残業は仕方ないにしても頃の所、女子社員が不審者に襲われる事件が過ぎるので。」
ベクヒョン:「誰かを探しているように思える。あいつじゃなきゃいいけど。」
ジン:「あいつとは?」
ベクヒョンはジフンと顔を見合わせ、重い口を開いた。
ベクヒョン:「ヌナが入社してすぐに長期入院をしていた事を覚えていますか?」
ジン:「あぁ、ケガがかなり酷かったと聞いていた。後遺症が残るほどに。」
ベクヒョン:「そうですね。身体もですが精神面がの後遺症がかなり心配されいました。PTSD、心的外傷後ストレス障害です。」
ジフン:「外傷も背中にはかなり大きい傷が残ってます。暗い部屋に監禁され犯人はヌナを自分の物にしようと試みたがギリギリ精神状態で耐え忍び、拒否し続け犯人が強硬に及んだ。」
ジン:「でもアミは・・・。」
ベクヒョン:「汚されてはいない、ギリギリね。辱めはあったから汚されてないわけではない。だから刺された。あと少し発見が遅かったら、ヌナはこの世にいなかった。」
ジン:「アミはどうやって立ち直ったんだ。」
ジフン:「立ち直った訳でなく、立ち向かうことで傷を小さくして体と心も鍛えた。でも一人の時に泣いてるところを見たことがあるよ。」
ベクヒョン:「僕も。声はかけれなかった。だから、絶対に同じ過ちは起こさないって。」
ジン:「このことを知っているのは?」
ジフン:「ホソク、ナムジュ、ヨンジュヌナは知ってる。後は家族である専務、会長も。」
ベクヒョン:「今回の件で、理事たちにも話した。専務の口から第二のヌナを出さないために。」
ジンはアミ達の絆を改めて知ることとなった。