第7章 7章 初めてのオムライス
それから、寝る時はみんなで川の字になった。
絵本でしか見た事のない、とても憧れた寝かた。
私はいつの間にか眠っていた。
「おはよう」
おはようと声をかけてくれたのは独歩さんだった。
「一二三さんは?」
まだ寝てる、と言っていたが独歩さんは何でも休日出勤らしくて、もう出なくては行けないらしい
「何もお構いできず、すみません。」
また来てくださいと言っていた独歩さんの顔は少し優しそうだった。
さて、まだ隣で寝てる一二三さん・・・、イタズラをしようと私は計画した。
たしか、肉って文字を額に書くのがいいって漫画で読んだな!
マジックは一二三さんの向こうのデスクにあった。
私は手を伸ばしてマジックを取ろうとしたら、なにかに手を掴まれた。
「瑠璃ちゃん?何をしようとしたのかな?」
気がつけば一二三さんに抱きつかれてた。
「ひ、一二三さん!イタズラしようとしたのはごめんなさい!だから離してください///」
顔が真っ赤になるし、ドキドキと弱い心臓が早鐘を打ってる。
「だめ、今日は昼までこのまま・・ふぁぁ・・・。」
そのまま寝てしまった。
力の弱い私では、敵うはずもなかった。
綺麗なまつ毛、きめ細やかな肌・・・。
羨ましいな・・・。
そのままもう一度眠りについてしまった。
この後、目覚めて一二三さんはめっちゃ謝ってきました。