第1章 1
「う、ぅんん、ぁあ…………っ」
声。
やば。
腰にくる。
ひとおもいに一気に奥まで。
突き上げようか。
「ひぁッ!?ぁ、ぁ、ぁああ…………っ!!」
ずぷん!!
て。
ギチギチに締め付ける奥へと。
押し込んだ。
「は…………っ、ぁああ」
「泣くほど気持ちいい?ひめちゃん」
「わ…………っ、かんな、チカチカ、する…………っ」
「うん。———動くね?」
「んやッッ、め…………っ、ぁ、ぁああっ、んン」
何これ。
止まんない。
「やっぁ、こぉ!!こお…………っ、ぁああっ」
気持ちいい。
どーしよこれ。
まじで緋芽ちゃん壊すかも。
止まんない。
止まれない。
「こ…………っ、ぃた、い?」
「へ?」
「かお…………、つら、そ、いたい?」
そ、と。
緋芽の震える指先が頬へと触れて。
心配そうに瞳が、揺れた。
「っ」
なんっでこんなにかわいいかなぁ!!
「つらいのは!!緋芽ちゃんでしょ!?」
頬へと伸ばされた指先ごとベッドへと縫い留めて。
限界まで引き抜いた欲の塊を、さらに一気に押し込んだ。
「は…………っ、っぁあ」
びくん、て。
腰が曲線を描いて、浮き上がる。
そのまま何度も何度も出し入れを繰り返せば。
熱にうなされたように充血した目元。
熱をもちこっちまで酔いそうなくらいに甘い吐息。
トロトロに蕩けた。
甘い表情。
やば。
かわいい。
「ふぁ…………っ、ぁ、あ、やぁ、な、か…………っ」
ほんとに。
さらにドクン、て。
脈打つ。
自分自身に。
呆れる。
全然収まんない。