第6章 MAD TRIGGER CREW達と呑み会
呂駒呂 side
軽いキスを受けながらふと昔の事を思い出す
コイツらを拾った時のことを
ボロボロで酷い有様で、けれど蓮琉(クソガキ)を守る為に必死だった
自分も弱ってるくせに食料も、寝床も蓮琉の為に必死になってた
首や両腕に巻かれた包帯、それでも何者にも汚されてない真っ白な
地獄を見てきた筈なのに
人の目を真っ直ぐにしっかりと見つめてきた
『師匠…帰りましょう?』
不思議と惹かれる目と声
呂駒呂「お前は可愛いなぁ…」
『師匠呑みすぎ』
困った様な顔で笑う