第17章 熱を出した少女
呂駆呂「…腹壊すぞ」
『俺腹壊す事しねぇから』
頼まれる肉と野菜
それを焼いては食べるを繰り返す
『にしても熱出したの何年ぶりだろ』
一郎「風邪じゃなくて良かったすね」
『いや、風邪引いた事ねぇんだ』
サラリと言い切る
『首の傷から熱出したことはあるが、風邪引いたって事ねぇんだよ』
三郎「疲れですかね…?」
『あー…それはあるかもな…。最近仕事は増えるわやる事は増えるわでろくに寝てなかったからな』
二郎「やる事って…?」
『研究だ。師匠の技を盗んだり、俺自身の反省会したり、蓮琉にどう教えれば良いのか模索したり、ラップをどうすればもっとカッコ良く出来るか考えたり』
DJだからとラップにも手を抜かない
それは真っ直ぐすぎる程だ