第17章 熱を出した少女
呂駆呂「甘えられる環境に居させてぇな…」
蓮琉「?」
キョトンとしたクソガキを見る
呂駆呂「は我慢し過ぎなんだよ。誰かに頼っても良いんじゃねぇか?」
蓮琉「……そうですね…。お姉ちゃんいつも笑顔だから」
クソガキも気付いていた
いや、ずっと傍に居たからこそ気付けたんだろう
蓮琉「お姉ちゃんいつも“大丈夫”って笑ってくれるから…」
呂駆呂「そうだな…」
ふぅーっとタバコの煙を吐き出す
呂駆呂「の好きな物って何だ?」
俺の問いにクソガキは首を振った
分からない。それが答えだ
何が好きで、何が嫌い
何が得意で、何が苦手
の事は全然分からねぇ
もしかしたらクソガキより厄介なんじゃねぇかと俺は思った
呂駆呂 side終