第17章 熱を出した少女
呂駆呂「戦争時どうしてた」
蓮琉「えっと…?」
俺は喫茶店でコーヒーとオレンジジュースを頼むと開口一番クソガキに聞く
蓮琉「お姉ちゃんはボロボロで…いつも場所を転々と変えてました」
呂駆呂「1箇所に留まらなかったのか?」
蓮琉「はい。私を助けたのも気まぐれか偶然です」
確かに戦争時に人助けなんて“気まぐれ”か“偶然”だろう
蓮琉「私を見つけたお姉ちゃんは私を守りながら場所を転々として…とある軍人さんに助けられたんです。もう…居なくなりましたが…」
呂駆呂「居なくなった?」
蓮琉「お姉ちゃん喉をやられた時にその軍人さんに会った場所に行こうって私と行ったんです。そしたら軍人さんが沢山いて…その中に私達を助けてくれた軍人さんが冷たくなっていたんです」
口ぶりからMAD TRIGGER CREWの毒島メイソン理鶯ではない事が分かった