第17章 熱を出した少女
呂駆呂 side
切られた通話に舌打ちしたくなる
人に心配される事も甘えだと言う
呂駆呂「なら誰がお前を甘やかすんだ!!」
思いっきり壁を殴る
蓮琉「師匠…?」
不安そうにクソガキが俺を見つめてくる
呂駆呂「…だが今は家で寝てるらしい」
蓮琉「そうですか!」
ホッとした様に微笑む蓮琉
もこんな風に素直に気持ちを出してくれたら楽なのにな…
『師匠…あまり俺を甘やかすんじゃねぇ』
呂駆呂はジッと蓮琉を見つめる
蓮琉「どうかしました?師匠」
呂駆呂「いや…聞きてぇ事がある」
呂駆呂は蓮琉にそう言うと近くの喫茶店に入った