第16章 出張オオサカ!
『覗きが趣味かぁ?』
揶揄う様に笑う
三郎「ちっちが!」
『冗談だよ、可愛いな三郎は』
ポンッと三郎の頭を撫でる
『……にしても…"中王区"か…』
考えるように顎に手を当てるは、ふと顔を上げると全員が険しい顔をしていた
『悪ぃ。嫌な記憶を呼び覚ましたか?』
左馬刻「合歓…」
『……左馬刻、俺に賭けるか?』
その言葉に左馬刻はピクリと反応を示す
左馬刻「どういう意味だ」
『妹奪還。乱数も殺させねぇ。寂雷さんの知り合いも助かる。一郎達が受けた屈辱も晴らす。その事に賭けてみねぇか?この俺に』
凛とした瞳が全員を見つめる