第16章 出張オオサカ!
『おっと…ここからは2人っきりで話そうぜ?』
パタンと静かに閉められた扉
興味が湧く全員はこっそりと見る
『おいおい、弱ぇな、お前。そんなので俺の大事な奴らを傷付けるつもりかよ?』
「くっくそ!中王区が見張ってるって言うから…弱いと思って…『あ?』…ひっ!」
いきなり出てきた"中王区"と言う言葉には無表情になる
『テメェも中王区の差し金か』
「………」
しばしの沈黙が続く
『知ってるか?無言は肯定って。中王区のクソ女共に言っとけ。俺の大事な奴らを傷付けるつもりなら、それ相応の覚悟で来いってな』
完全に腰を抜かした男はバタバタと帰って行った
『はぁぁぁぁ…オオサカ行くのにこんなんで大丈夫なんかよ…。つかお前ら何見てんだ?』
バレたことにギクリとする全員