第16章 出張オオサカ!
「お前がチヤホヤされるのは違ぇだろ!」
『あ?訳わかんねぇ事言ってんなよ。誰が姫だ』
アミリア「争い事は困るわよ」
アミリアの言葉にはアミリアの方を見て微笑む
『しませんよ』
「くっそ!周りからチヤホヤされて調子にぃ…ッ!?」
いつドアを開けたのか、外へと相手を蹴り飛ばした
独歩「いやいや!落ち着いて!」
『死なねぇ程度で〆たらいいんだろ?』
帝統「あー…そうなのかも?」
『じゃあ死なねぇ程度で』
幻太郎「何同意してるんですか!帝統!」
ぎゃあぎゃあと言い争う声の中、凛とした声が響く
『悪ぃけど、俺は姫になったつもりも、誰かに助けて貰うほど弱くねぇんだわ。お前の勝手な妄想、幻想。姫になるくれぇなら、俺は騎士にでもなるわ。誰に守られる姫より、誰かを守りたい。その意思をお前になんか壊されてたまるか!』
凛とした真っ直ぐな後ろ姿
低い背が全員にはやけに大きく見えた