第14章 少女の過去
理鶯「ご飯なら小官が用意しよう」
『……』
は小さくピクリと体を揺らすが、頷いて蓮琉の隣に行き、座ったまま膝を抱え眠る
蓮琉も蓮琉での服を掴んで離さない
理鶯はその光景に目を細めると、ご飯の準備に取り掛かった
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理鶯「出来たぞ。食べれるか?」
蓮琉が手を伸ばそうとすると、はその手を掴み、最初に食べた
『……蓮琉食べれるぞ』
少し食べては蓮琉に渡す
まるで毒味だ
いや、毒味だ
理鶯「美味いか?」
蓮琉「美味しいです…」
『…蓮琉…沢山食べろよ…』
蓮琉を食べてる姿を見つめ、は立ち上がった