第14章 少女の過去
蓮琉「どこ行くの…?お姉ちゃん」
『少しだけ空気を吸いにな。蓮琉はゆっくり食べて寝ろよ』
フラフラとした足取りでガサガサと森の奥へ行ってしまった
心配になった理鶯は静かにその後を追うと、食べた物を吐き出していた
『うっうぇ…!クソが…!』
折角ありつけたご飯を吐き戻してしまったはキレたように木を殴り付ける
理鶯「大丈夫か!」
慌てて駆け寄ってきた理鶯にピクリと体を震わせる
『あ……』
1歩足音を立てずに下がる
理鶯「まだ食べれんだろう。ゆっくりでいい…」
体調面でも精神面でも限界のはずだと理鶯は優しく言った