• テキストサイズ

凛として咲く華の如く

第14章 少女の過去


呂駆呂は全員に事情を話して探すが、一向に見つからない

『はぁ…はぁ…ゲホッ!』

は気が付いたら蓮琉を拾った場所に来ていた

『ここは…』

ザザンと波の音が響く

『あぁ…ここか…蓮琉を拾った場所…』

そっと蓮琉が倒れていた場所に手を伸ばす
あの戦争で蓮琉は酷く衰弱していて、自身も"生きる"という事を諦めていた

世界を嫌った、世界を憎んだ
見捨てれば死んでいたであろう蓮琉
けれど小さな身体は必死で生きようとしていた

『(あの時なんで拾ったんだろうな…)』

ストンとその場に座り込んだは、あの戦争の事を思い出していた
/ 829ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp