第14章 少女の過去
呂駆呂「(ありゃ今は手ぇ付けねぇ方がいいな)」
呂駆呂はを見ながらタバコに火をつける
そう言えばタバコや酒は教えてないのに、飲んでいた
戦争時に飲まされて吸わされたか…
自ら進んで飲んで、吸っていたか…
「ガキが…調子に乗りやがって!」
『そのガキ相手にへばってるお前らこそ体力付けろよ!』
バキィッと不吉な音と共に辺りは静まり返る
『……はぁ…はぁ…クソが…!』
血塗れになった自身の手を見てはため息を吐き出す
『何度血を血で洗えば良いんだろうな…』
静かな呟きと共にタバコに火をつける