第13章 彼女のフリ
『結構混んでるな…』
一郎「そうっすね」
そこにはカップルと思われる人達が行列に並んでいた
一郎「(このまま待つか?いやなんか話題を…)」
『なぁ一郎』
一郎「はっはい!?」
考え事をしていた一郎に不意に声をかけた
『メニュー表貰ったんだけど、どれがいいと思う?』
コーヒーは確実だが、はケーキで悩んでいるみたいだ
『一郎は食いたいケーキとかあるか?』
一郎「いや…特には…」
『うーん…甘さ控えめのケーキってどれだ…』
甘い物をそこまで食べないはケーキで頭を悩ましていた
その姿は本当にただの少女だ