第10章 少女に恋する
独歩「俺はなんて事を…」
はうーんと考えると慣れた手つきで味噌汁を作った
具沢山の味噌汁だ
『良かったら飲みます?』
コトンと置かれた味噌汁
独歩「え、味噌汁…?」
『落ち込んだ時によく作って飲むんだよ…その独歩さんみたいな時に』
ポリポリと頬を掻く
『あ、要らなかったら捨て「飲む…」おっおう…あ、箸』
独歩は味噌汁を一口飲むとポロポロと涙を流し始めた
『なっ泣き…!?』
独歩「ごっごめん…あまりに懐かしい味がして…」
一二三「独歩ちんが泣くなんて珍しくね?」
『虐めてねぇよ!?』
ワタワタという