第8章 麻天狼と病院
「あの…」
『はい?』
訝しげに見ると頬を赤らめた女性
『(あー…この流れは…)』
何となく察しが付いたは黙っている
「あの!一目惚れしました!付き合ってください!」
は小さく溜め息を吐く
『すみません。俺、貴方の事知らないですし、お付き合いできるほどの人間ではないです、すみません』
丁寧に断ると女性は、そうですよね…と小さく残念そうに呟いた
『けど、俺よりももっと素敵な人がいますよ。こんな俺よりもずっと。告白して下さりありがとうございます』
その言葉を聞いた女性はパッとを見つめた