第1章 轟君
俺の言葉にぴくりと揺れるゆき。
恥ずかしながらも、期待するようなとろけた目を向けてくる。
そんな目で見られたら、応えないわけにはいかないよな。
『腕、俺の首に回せ』
「う、ん…!…きゃっ、ら、らめ!ぁあっ!」
繋いでいた手を離して俺の背中に置き、もう片方の彼女の腕が首後ろに回ったこと確認すると、彼女のナカに入っていた自身をギリギリまで引き抜く。
ふるふると首を左右に振って抵抗するが、それはもう俺を興奮させる材料にしかならない。
無意識のうちに口角が上がり、一気に腰を揺らした。
なんでこんな可愛いんだよ、訳わかんねぇ。
その後も、自分のしたいように彼女を揺さぶり続けていけば、さらに狭くなってはいないかと思ってしまうほどに締め付けてくる彼女のナカ。
『あんま、しめつけんなっ…!』
「わ、分かんなっ…ぁ、んっ、や、それ変…!」
だんだんと分かってくる彼女の弱点に悪戯心が働いてしまうが、自分の方もそれほど余裕がない。
『もっ…出るっ…!』