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【コナン裏夢】Rivale【赤井秀一・降谷零】

第1章 出会い


赤井Side

俺がFBIに入局した目的が、ついに叶う時が来た。
組織壊滅に向けて、合同作戦会議が目の前で繰り広げられている。
俺は事前にジェイムズから共有されていたこともあり、会議の内容を半分聴きながら、潜入捜査に行く女性が誰になるのかと思案していた。
会議に参加している数名の女性捜査官は、皆、各国の優秀な捜査官だろう。
とはいえ潜入捜査は体力ではなく、メンタル面の負荷が大きい。
再起に時間がかかる程の負荷がかかる前に、この作戦は終わらせねばと思いながら、会議の成り行きを見守っていると、ついに潜入捜査官を決める議題に移った。

降:「RUMはハニートラップができる女性を欲しているのですが、どなたかいらっしゃいますか?」

「さすがにすぐに志願する女性は居ないだろうな」と思いながら、女性捜査官の反応を伺おうと会議室全体へ視線を向けた俺は、驚いた。
全員が1人の女性へ視線を向けている。
しかも、視線を向けられた女性はあっさりと「潜入する」と力強く宣言したのだ。
俺は即決したことで、先程までの自身の考えが杞憂であったことを半ば呆れながら、その表情を誰にも気取られたくなく、視線を窓へ向けようとした。
しかし、すぐに視線を戻すことになる。
それは、俺に向けられた彼女の視線に気付いたからだ。
俺に向けられたその瞳には、憂いが帯びていた。
俺は瞬時に彼女への視線を蹴散らそうと思い、声をあげていた。

赤:「降谷くん、続けて」

その後、俺は彼女をどう守っていくかを思案し始めた。
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