第5章 潜入 ★
『あっ…』
零さんの行動に驚いて、私はすぐに背けていた顔を彼に向けた。
降:「目をそらさないで。僕に集中して?」
私を見上げる零さんと視線がぶつかる。優しい言葉とは裏腹に、彼のライトブルーの瞳には力強さが宿っていた。
『もぅ貴方しか…見ない…』
私は、そう言って零さんの髪を優しく撫でた。その答えに満足した零さんは、私の左足を軽く持ち上げて太ももに口付けた後、ゆっくりと私の下着を取り去った。
一瞬の出来事に驚き、今更ながらに羞恥心が湧いて来た私。空気に晒されたそれを隠そうと、彼の髪に触れていた手を動かしたが、彼に手首を掴まれて叶わなかった。
降:「隠さないで…」
『だって…こんなに…』
降:「綺麗だよ」
零さんは掴んでいた手首をゆっくりとシーツへずらして、そのまま縫い止めながら、現れたわたしのそこに顔を埋めた。
『んぅ…!』
今度は直接、零さんの吐息が私の秘芽にかかる。先ほどとは比べ物にならない快感が体を駆け上がり、私は自然と背中が浮きあがった。
降:「もっと、感じて」
そう言って零さんは私の秘芽へ舌を這わせながら、膣口の中へ指を入れた。
十分に濡れたそこは、零さんの指をなんなく受け入れる。
『やぁ…あっ…!』
同時に与えられた刺激に私はもう一度、背中を浮き上がらせた。