第5章 潜入 ★
『んっ……やぁ…』
あっという間にブラウスも下着も脱がされて上半身が裸になった私は、次々と胸に与えられる快感に溺れていた。盗聴器が仕掛けられていることも忘れ、押し寄せる快感に高い声を上げ続ける。
零さんは、その姿に満足しているようで執拗に胸の突起を舌と手で攻め続けていた。
その刺激に私の膣口からは蜜が溢れ続け、私はそこも触って欲しくて腰を揺らす。
『そこばっかり…しないで…』
私は呼吸の合間に、零さんに懇願する。
降:「そこばっかり?」
零さんは胸に埋めていた顔をあげ、意地悪そうな笑みを浮かべながら私に問いかける。
私は、まだ履いたままのロングスカートの裾を太ももまでたくし上げて、零さんの手を誘導する。
『ここも…触って?』
降:「どこ?」
零さんは何が何でも、私に言わせたいようである。私は諦めて、彼の手を蜜が溢れている膣口へ誘導する。
『ここ…限界なの…』
私は切なそうな色を目に浮かべ、改めて零さんに懇願する。
降:「君って人は…」
途中で言葉を切り、零さんは誘導された手で下着の上から膣口の周りをゆっくりと撫でた。そして、もう片方の手で器用にスカートのホックを外して、ゆっくりとそれを脱がした。
『やぁ…!』
やっとの思いで触れられた場所から快感がわきあがり、私は一際高い声を上げる。
降:「我慢できなかった?」
『いわないで…』
いつもよりも、トーンを落とした声が降ってくる。その声さえも、今の私には快感をさらに煽る物でしかなく、私は零さんに表情を見られないように、顔を背けた。
零さんはその反応を楽しむように、下着の越しでも痙攣していることがわかる秘芽に、息を吹きかけた。