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【コナン裏夢】Rivale【赤井秀一・降谷零】

第2章 それぞれの思惑


シュヴァルツさんの配慮もあり、僕は今、彼女と2人きりの時を過ごしている。
目の前で僕が勧めた料理を頬張る彼女は、「諜報機関の上層部が噂する凄腕捜査官なのか?」と疑うくらい純粋な表情を僕に向けている。
彼女と出会ってから数時間しか経っていないのに、既に彼女のコロコロと変わる姿に僕は魅了されていた。僕が揶揄う言葉にも素直に反応していて、愛おしく思えてくる。
「これもトラップなのか?」と、疑いの思いを心の奥底に秘めつつ、僕は彼女へ問いたかった質問を投げかける。

降:「この仕事に迷いはありませんか?」

最初のうちは、僕の質問の意図がわからないという表情を見せた彼女だったが、その後の彼女の独白で僕は自分の愚かさを知った。
と、同時に彼女が打ち明けた過去と組織壊滅への強い想いに、「彼女とは真のパートナーになれそうだ」という思いを強くしていた。
そう「ビジネス以上の関係」を僕は心から望んでいた。だから、彼女を試すように僕は問うた。
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