• テキストサイズ

【コナン裏夢】Rivale【赤井秀一・降谷零】

第2章 それぞれの思惑


降:「ミアさん。仕事以上のパートナーになっていただけませんか」

彼女の驚く顔を見て、「まだ早いな」と僕は瞬時に判断した。
「焦りこそ最大のトラップだったな」と思い、僕は逸る気持ちを抑えながら続ける。

降:「もちろん。潜入捜査の一環です」

続く僕の言葉に自身の勘違いを恥じた彼女。丁寧語で僕へ話すのも、本心を隠したいからだろう。
「本当にわかりやすい。僕にはトラップをかけていないな」と、心の奥底に秘めていた疑問に自答して、僕はさらに彼女からの好感を得ようと、手を優しく撫でながら

降:「ミアさん。ごめんなさい。僕が悪かったです。機嫌を直してください」

と言った。しかしその後、彼女から返された言葉は、僕の先程の自答をひっくり返すのに十分な威力を持っていた。

『貴方のハニートラップ、教えてくれませんか?』

「分かりやすい」はずの彼女からの唐突な問いに、僕は翻弄されて驚きの表情を浮かべた。
しかし、すぐに握った彼女の手を強く引き寄せて、彼女の唇へ軽いキスをした。
一瞬の出来事に何も言えなくなった彼女を見つめながら

降:「何を知りたいんですか?」

と意地悪な質問を僕はしていた。「僕の方が負けですよ」と内心で思いながら…

to the next chapter
/ 107ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp