第5章 荼毘 裏夢 幼なじみ
翌日目を覚ます。
目の前に寝息をあげる半裸の荼毘。
その荼毘に腕枕をされ腰を抱かれている。
昨晩行為は覚えてる。明確に。
そして自分も荼毘に言った言葉も。
「……」
優しく微笑んで荼毘の頭を撫でる
ツンツンふわふわの髪質。夢ではない事を再認識する。
荼毘の胸元に顔をうずくめる
「燈矢、……あったかい。」
「……ん、」
遅れて荼毘が目を覚ます。眉間に皺を寄せて細めを開ける
「…、おはよ燈矢」
「んー…」
の顎に手を置き顔を上げさせ軽くキスをする
そのまま腰に手を滑らせ、いやらしく背中から腰を撫でる
「昨日…」
「?」
「…もっかい聞きたい」
「、…好き……」
「もっかい。」
「好きだよ」
「……ぁ゛ーー…、マジで嬉し…」
腰を掴んで自身に強く密着させる。
「ー、俺、昨日イってねェんだわ……」
ニヤニヤとの腰を指でコンコン押す。位置的に子宮の後ろ側にあたる場所。
「……燈矢、絶対終わらないように制御してたでしょ…昨日の今日で疲れたよ、汗かいたしシャワー浴びる」
荼毘の腰の手を払い、腕枕から外れて上体を起こす。
シーツで胸元を隠しているが、首元から背中。腰にキスマークがついている。
その痕を満足そうに指で撫でる
「なァ、我慢しねーから、ヤりてぇ」
「ヤダ。」
シーツを巻き、起き上がりシャワーに向かう。
お互いの気持ちを再認識した一夜を過ごしたが、根本的なの性格は変わらない。
「つれねーな笑」
___
温かいシャワーを浴びる
「……(燈矢に対しての感情、思ったより変わらない。行為後に変化があると思ってたけど。)」
「私……燈矢よりも前から燈矢のこと好きだったのかな…」
「いや、俺の方が先」
普通にシャワー室に入ってきた荼毘
借りてきた猫みたく固まる。
「俺も汗かいた」
「…汗腺無いじゃん」
「部分的に、」
「なにそれ笑」
ラックのタオルを体に巻いて、
仕方ないなぁ__とシャワーの温度を下げる
「ほら、頭洗ってあげるよ」
椅子に座るように指示し、後ろから荼毘の頭を洗ってあげる。