第3章 荼毘 裏夢 ヤンデレ
「ん、っ……」
目が覚める、今が朝か夜か昼か夕かもわからない
「私っ、…腰、痛い……」
後ろから抱きしめられ目の前にある荼毘の腕をみれば、先程の行為が思い出される。
狂ったように快楽に溺れ、荼毘に求め依がる自分の醜い姿。
「ぁ、…っ…っ、」
どういう感情なのは涙が止まらない
後ろの荼毘はスヤスヤと寝ている様子
声を殺してゆっくり荼毘から離れようとする
荼毘の腕を解いてベッド外に手を伸ばして体を恐る恐る這わせる
「……、何してる?」
明らかに声色がキレている荼毘の声。
後ろから大きな殺気を感じる。
呼吸の仕方を忘れ
嫌な汗が溢れる
ベッド外に伸ばした手首を掴む荼毘。
荼毘の機嫌を削ぐえば殺される___そう思わされる
「っ…ぁ、荼毘喉乾いたかなと思って……水を」
後ろは振り向けない。怖くてたまらない。この答えであっていたのか、
荼毘の返答を待つ数秒に打った心臓の回数が計り知れない
「ふーん…。」
声色がまだ暗い。さすがに嘘くさくハズレを出したと怯える。
「は優しいなァ……そんなの俺が取りに行くよ。昨日は乱暴してゴメンなぁ、、。」
の腰に手を回して後ろから抱きしめ直す
のうなじに顔をうずくめスリスリと甘える荼毘
期限を悪くしてない荼毘を見て安堵する
「ぁ、……ありが 「 なーんて、本心じゃねェーだろ。 」
腰に回された手が力強くを絞め殺す勢いで抱きしめる
一瞬の安堵は絶望に変わる
「、俺がどれだけを見てきたと思ってんだ?の嘘ぐらいわかる」
首後ろからする荼毘の声、吹かかる息はそのままうなじを噛み切られるのではと想像させられる。
「ぁ、…ごめんなさい、ごめんなさ、い……」
泣いて怯える。
その様子を見ると安心したように優しく抱きしめる荼毘。
「わかってくれたらいーんだよ、次俺に嘘ついたら殺すから、わかったな?」
優しい声色だが、最後の殺すは本当に殺るという意味なのは伝わる。
ただ頭を縦に振る。
いい子いい子と愛で、の首筋にキスをする
「これから沢山、沢山思い出作ろうなァ……。愛してるよ、♡」