第3章 荼毘 裏夢 ヤンデレ
人のいない深夜の工場地帯。最近泥棒を働く不法侵入者の通報があり、サイドキックとパトロール中の。
「犯人見つかるといいね」そういいながら発電機械の部屋に入る。
「「あっ、」 」
現在進行形で施設内の電力を盗んでいる者を見つける。
やべっ!!___と高速で逃げるヴィラン。
ヴィランが後ろを擦りむくとの姿がない
前方に目をやるとが構えており、そのまま流れるように押さえつけられ地面に叩きつけられる
何が起きたと困惑するヴィラン。
「ビックリした?鬼ごっこなら得意なんだ」
得意げに手錠をはめ、事務所に連絡を入れる。
の個性は瞬間移動。
直径50m圏内、足場があれば自由に移動可能。
追跡向きの個性。
さて、戻るか___と、後方からサイドキックが走ってくる足音が聞こえる。
と同時に後方で閃光。そして爆発。
後方のサイドキックが爆破の衝撃で倒れ、青い炎に包まれている
スプリンクラーが作動し、消火には物足りない量の水が流れる
「炎個性?!新手のヴィランか!!」
瞬時に移動、消化器で急いで消火する。爆破の衝撃で即死している
「ーッ、そんな…」
「…ヒーローは人命救助最優先。やりずれェよなァ?守るもんに手段を選ぶなんてナンセンスだな」
振り返ると、先程捕らえたヴィランの首を片手で掴んで
足が浮くほど持ち上げ、燃やし続ける継ぎ接ぎの男が立っていた
「お前が!!、よくも!!!」
荼毘の背後の間合いに移動、瞬時にサポートアイテムのスタンガンで脇腹を狙う
「ぅ゛゛゛゛っッ゛ッッぁ゛!!!!!!?!?!」
移動した途端、足先から全身に走る高圧電流
スタンガンからの流電では無い
その場で行動不能になる。
「おいおい、冷静さがかけるぜ?こんなのにも気づかないなんてなァ」
ガクガクと機能しない足に目をやれば周囲に獣害用の電撃トラップが仕掛けられていた。
荼毘はゴム製の耐雷ブーツを履いている
「現場はヴィランとの交戦の後、機械の暴発で大爆発。現場のヒーロー、ヴィラン共に炭も残らず消失。勇敢なヒーローにより現場は最小限!ありがとうヒーロー!!1面はこれで決まりだな」
首をかしげ上機嫌に歌う荼毘。