恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)
第20章 令和の師範と継子 ①/ 🔥✳︎✳︎
私の下着が露わになると、ますます嬉しそうな顔をする彼。
「嬉しいな。俺の星座の色か」
「よく覚えていましたね…」
「君の言った事を忘れるはずがないだろう?」
「ん……」
私の唇にまた柔らかいキスが一つ。
今日の下着は彼の星座カラーであるコーラル(珊瑚色 ※1)のセットアップにした。ブラのフロント部分がカシュクール仕様になってて、なかなか可愛いデザインなんだよね。
「脱がしてしまうのは少しもったいない気がするが…」
後ろに回された彼の右手がプチッとブラのホックを外す。それを取られると2つの胸の膨らみが存在を現した。
「いつ見ても、俺好みだ。これも取るぞ…」
「あ…待って……」
下にはいていた下着もするする…と外されると、もう私は生まれたままの姿になってしまった。
「七瀬は本当に愛らしいな…顔も…性格も………俺だけに見せてくれるこの綺麗な体も……」
「あ………ん」
彼の唇が私の蕾をそっと咥えると、舌先で優しく愛撫を始める。
「杏じゅろ……さ…も」
「ああ…何だ?」
「脱い……で……あ、それダメ…」
含まれてない方の蕾に彼の指先がトントンと当たったかと思えば、きゅっ……と優しくつままれた。
「君が脱がせてくれ…と言いたい所だが」
彼が私の蕾から顔を離し、着ていた比翼仕立ての黒い半袖シャツをバサッと脱ぐ。すると、鍛えあげられた体躯が私の前に姿を現した。
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※ 煉獄さんは5/10生まれの牡牛座
※1……黄みがかった明るい桃色