恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)
第66章 七支柱春药 / 🌫️・💎・🌊・🐍・🍃・🔥・📿
『私の方が年上のはずなんだけどな。本当調子狂っちゃう』
無一郎に言われた通り七瀬は彼の寝巻きの腰紐を解くと、ハラリと合わせ目が左右に分かれた。
十四歳の少年の体にあるのは、七瀬と同じ複数の傷痕だ。
「無一郎くんも色が白いね。雪…まではいかないけど、お餅みたい」
「餅も雪も同じような色じゃない?」
「そうだね」
七瀬はこの無一郎が小首を傾げる仕草を、愛らしいなと先程から思っていた。
ふと触れてみたい —— そんな好奇心が出た彼女は、目の前の彼の胸にゆっくりと掌をあてた。ドク、ドク、とやや急ぎ足で拍動を刻む心臓の音が、七瀬の手に伝わって来る。
「君の手は気持ちいいだけじゃなくて、凄くあたたかいね。ほっとする」
「そう? なら良いんだけど。あっ…」
無一郎が七瀬の寝巻きを両肩から外し、彼女の上半身を露わにした。行燈の柔らかな光が鎖骨と二つの膨らみを照らしている。そこへゆっくりと近づいたのは、無一郎の両手だ。
七瀬の乳房を自分の手で覆うと、形を確かめるように静かに撫でていく。無一郎の両手が乳首にあたる度に、そこがピンと硬さを増す。
「どうしてここが固くなるの? それに何だか大きくなったみたいだけど」
「う、うん…。それは、ね? あ…んっ」
大きくなったと言われた乳輪を二つともつままれた七瀬は、答えようとするも触れられた気持ちよさで、きちんと言葉に出来ない。興味を増した無一郎は、そこを指で擦り合わせていく。
「あ、んぅ……気持ち、い…」
「へえ…そうなんだ。じゃあもっと触ってあげる」
「ちょっと…ダメ、だよ」
「君、全然嫌がってないじゃない。声も何か高くなったし、気持ちいいって言ってるよ」