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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第19章 令和のヒノカミ鳴り / 🎴


「あんた、なかなか面白い事するねぇ……。あたしの蹴鞠を全部だめにするなんてさあ。でも、おあいにく様。この蹴鞠はあたしを倒さない限り、ずーっと出て来るからね!!」


青波留の足から新たに生み出された4本の蹴鞠が、こちらに放たれる。

今度は真っ直ぐ向かって来るだけではなく、無回転のもの、カーブがかかって曲がって来るもの…と一筋縄では行かなそう。


「ヒノカミ神楽 —— 陽華突」

まず、炭治郎が日輪刀を炎の渦を描くように振り、無回転で向かって来た蹴鞠の一点を両手で押し出すように突くと、パン!と言う音を出して蹴鞠が弾けた。

続いて曲がって来たものは、ヒノカミ神楽の円舞で粉砕する。


「雷の呼吸 —— 陸ノ型」
「電轟雷轟(でんごうらいごう)!」

残り2つは真っ直ぐ向かってくる蹴鞠と、うねうねと蛇のような動きをする蹴鞠。
私は自分の周りにギザギザとした、雷光の如く複数の斬撃を出してこの球体を切り刻んだ。

そして ———
「雷の呼吸 —— 肆ノ型」

「—— 遠雷」

青波留と私の距離がやや離れていたので、そこから強烈な踏み込みで彼女の頸を落とすべく、横一閃の斬撃を出す。


「炭治郎!連撃、お願い!」


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