恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)
第63章 Valentine masquerade / 🎴・🌫️
互いにふふっと笑い合い、またキスでのやりとりを始めていく。
「んっ……たん、じろ。ちょっと…」
「ごめん、触らせて…はぁ、くれ」
ちう、ちうと啄み合いながらも、彼の両手は私の首、鎖骨を撫であげ、それから服の上からグッグッと二つの膨らみを揉み込んだ。
布越しでもゾクっとするけど、それをするなら……。
「ねぇ、上からじゃなくて……んぅ、直接、あ…」
「もう触れてる…」
セパレートタイプになっている為、ドレスの上側はあっという間に胸元までめくられてしまい、下着のホックも外される。
プチンと小さな音が響き、ブラと服を取り去った炭治郎は直接私の胸を愛撫し始めた。
剥き出しになった上半身だけど、部屋は暖房であたたかくなっているから寒くはない。
「本当に柔らかいよな、七瀬のここ」
「んっ……ふぅ」
にっこりと口元に笑みを浮かべながら、彼の大きな両手は私の膨らみを包んでいる。
じっくりと時間をかけて揉まれた後は二つの乳輪も丁寧に弄られてしまい、自分のショーツにとろっとした感覚が広がった。
膝を擦り合わせていると、スカートのジッパーが下がり、スルッと外されてしまう。
「どうした? 七瀬。もう気持ち良いのか?」
腰から臀部をゆっくり撫でた彼の両手は、下に穿いていたストッキングを取り去り、ヒール靴も脱がす。
足の付け根から爪先まで撫でた炭治郎は、右足左足と交互に持ち上げながら、それぞれにキスを落とした。
「足もすべすべ。触り心地良いから、ずっとこうしてたい」
「あっ…痛いよ」
口付けられた足の甲を強めに吸われると、現れるのは小さくてかわいい大きさのキスマークだ。
「そんな所につけなくても良くない?」
「ここだったら、殆ど見えないだろ? 今は冬だから靴下やストッキングで隠れるし」