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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第63章 Valentine masquerade / 🎴・🌫️



「私のもだけど、炭治郎のも美味しそう……!」
「一つ一つが小盛りだから、食べやすそうだよな。デザートは冷蔵庫に入れてたし」

ゲストルームに帰って来た私達は、スタッフがサーブしてくれた夕食を前にテンションが上がりまくっていた。

日本料理・中華料理・フランス料理・イタリア料理の四つから選択出来る夕食はコース料理が小皿で一度に楽しめるシステムになっており、炭治郎はフレンチを、私はイタリアンをチョイスした。

「一つずつ出てくるコース料理も良いけど、こうやって勢揃いした物が好きな物から食べれるのは嬉しいな」

「俺、早くマカロンが食べてみたい! チョコも備え付けてあったし」

「私もティラミスが楽しみ〜。チョコもチラッと見えたけど、あれ絶対いちご味だよ!」


「いただきます」と二人の声が重なり、夕食がスタートした。
因みに服装は衣装のままだ。食事は普段の服装でも衣装でも出来るとの事だったので、せっかくだから……と私達は着替えずに食べる事を選択した。


フレンチは前菜、スープ、魚料理、肉料理の四品が。イタリアンは前菜、メイン、ハーフパスタ・ハーフピザの四品がテーブルに並べられている。

ドリンクはアルコール!と言いたい所だけど、私達二人はまだ十代なのでソフトドリンクで乾杯だ。


「溶けちゃうからソルベはないんだね」
「ソルベ? って何だ?」

「確か口直しのシャーベットだったかな?」
「へえ、そんな物もあるのか」

話しながらも互いの口は食事を求めて止まらない。

ドレスを着る前にスタッフさんから「夕食プランを申し込んでるなら、セパレートタイプでお腹周りが調整出来る衣装が良いですよ」と勧めてもらったのだけど、こう言う事だったんだなあと今しみじみと実感している所。


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