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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第62章 Halloween masquerade / 🌊・🔥




「義勇さん、凄くかっこいい!! 一緒に写真撮る前に、私のスマホでたくさん写して良いかな?」

七瀬がドレスを選び、義勇の服装も決まった。
今は先程荷物を置いた部屋へと戻って義勇だけ着替えた所だ。彼は首元がフリルになった白シャツの上に紫のベストを着用し、紫ストライプのパンツ。

足元には黒ブーツを合わせており、ベストの上から長いフロックコートを羽織った姿である。


「それはもちろん構わないが……着慣れないから気恥ずかしい」


右手には片目だけ覆える仮面を、左手には杖を持った義勇は着替え終わった瞬間から落ち着かない様子を見せているが、七瀬に褒めてもらうのは照れつつも、受け入れていた。


「ありがとう、もう大丈夫だよ。二十枚撮っちゃった」

「それは撮りすぎじゃないか?」

「そんな事ないよー。むしろ少ないぐらい」

「まあいい、次はお前の着替えか。ドレスは一人で着用出来ないから大変だな」

「そうだね、じゃあ私も着替えて来る。メイクは自分でやらないとだけど、髪型は凝った物じゃなければ簡単にセットしてくれるって事だよ」









「どうかな……?」

十五分後、館内の撮影スポットへ先に行き、一人で待っていた義勇の元に先程選んだドレスを着用した七瀬がやって来た。

全体の生地にラメが施されており、ふわっと広がったスカートの下部分までキラキラと存在感を示すように光っている。

アシンメトリーのフリルは見る角度によっては印象が変わりそうだ。

両肩はしっかりと露出しているビスチェタイプだが、肘上までの手袋を着用する事により、品がある装いとなっている。


「これ、マリンブルーって言う色なんだって。青より紺に近いよね」

「そうだな」



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