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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第17章 令和になってもやっぱり寡黙 / 🌊




ピンポンパンポーン♪

「2年柿組、沢渡七瀬さん。至急、職員室に来てください。繰り返します……」

綺麗な声の校内放送が私の名前を呼んだ。この声はカナエ先生かな。


「あ、じゃあ先生。私呼ばれたので行っちゃいますね!」
「ああ。次回からちゃんと授業中に走りきれよ」

はーいと返事をして、私は彼に手を振って呼ばれた職員室に向かった。








この日の夜、20時。キメツ学園にて。


「よし!準備は出来たか?お前ら!」

その背丈198センチ。左目には花が咲いたような化粧を施した宇髄先生。
超がつくイケメンで、私の周りの女子はほとんどが彼に恋している。

先生がカッコいいのは認める。国宝級と言っても良いぐらい。
ただ、宇髄先生は美人の奥さんが何と3人もいる。私は既婚者はちょっとね……。


「沢渡、冨岡はまだダメか?」
「はい……どうすれば良いのか」

「俺達もできる事はやってみたんだけどなー。地味に効きやしねぇ」

地味に効かない、かあ。柱だった先生達でもダメなんて…どうすれば良いのだろう。


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