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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第60章 feliz cumpleaños / 🎴・🌫️ ✳︎✳︎



「それと、炭治郎さんも七瀬さんに思いを寄せていますね。こちらは随分前から確信していたんですけど」

「えええ??」

寝耳に水!!
鳩が豆鉄砲を喰らう!!

そんな慣用句が私の右脳の端から左脳の端まで、全力疾走をした。


「七瀬さん……それは本気で驚いているんですか? かなりわかりやすいですよ、炭治郎さんは」

「そう、なのですか?」

私のこの返答に、本田さんは「はあ……」と深く長いため息をつく。それから大げさなくらいに体を前方へ折り曲げた。


「今日はどうして彼を誘ったんです? 女性隊士でも良かったでしょう?」

確かに何で炭治郎に声をかけたんだろう。
無一郎くんと私と彼の三人でやる合同稽古が増えた事により、会う機会も増えたから?

先程までの彼を振り返ってみる。

隊服とは印象が違い、少年っぽさを感じさせつつも凛々しさを見せた私服姿。美味しそうに食べる姿。
「まだ食べる余裕はある」と頼もしさを感じさせた姿を。


「ふふ、良い顔をしてますね〜! 炭治郎さん、どんどんかっこよくなっていってますからね。女性隠の間でも性格は良いし、真面目だし、何より笑顔が良いって評判がうなぎのぼりなんですよ」

「へ、へえー、何かわかる気がしますよ」

「顔が凄く好きだって言ってる方もいます。まあこれは霞柱様もですけどね〜」


この時、私の胸に小さな棘で刺されたような痛みが走る。
それは炭治郎の事を良く言われたからなのか。
それとも無一郎くんの事を良く言われたからなのか。


もうすぐ彼ら二人の誕生日だ。
私が二人きりで過ごしたいのは……











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