• テキストサイズ

恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第16章 令和の緋色と茜色 / 🔥


涙ぐむ、彼の父親の槇寿郎さんと弟の千寿郎くん。とても快く私を歓迎してくれた母親の瑠火さん。


煉獄家公認の彼女となっているのだけど、本当に何であっさりと認めてもらったのか全くわからない。

だって私、ただの高校2年生だよ?


「思い出すって何ですか?」

私は首を傾げる。


「いや、何でもない。おはよう、よく眠れたか?」

彼が優しい声色で問いかける。


「はい」と笑顔で答えれば、整った顔立ちが私に少しずつ近づいて来る。ドキドキと朝から心臓が忙しなくなった。

ちう、と彼は一回かわいいキスをしてくれた。その後コツン、と自分のおでこを私のそれに当ててくれる。広めのおでこから伝わってくる恋人のあたたかさに癒されていく。


「おはようございます」

杏寿郎さんの隣。それは世界で1番安心できる場所、と言っても良い。1人で寝るより遥かに落ち着いて寝れる。


私は年上の恋人にギュッと抱きつく。
こうすると、いつも彼は逞しい腕を回して背中を優しく撫でてくれる。

恋人が着ているTシャツから、とても良い柔軟剤の香りがした。
大好きだなあ、この匂い。杏寿郎さんの匂いってすぐわかる。


「大河は昨日見たし、今日は何をしようか?君のやりたい事を教えてくれ」

「やりたい事、ですか?」

「ああ」



/ 938ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp