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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第53章 Latte ship / 🔥✳︎✳︎



「はいるぞ」

「あ、やん!」

十分に潤いすぎた膣壁は、恋人の侵入を簡単に許してしまう。ぴったりと密着している結合部は少し動くだけで、水音が響く。

「今更ながら、背徳感のような気持ちを感じているのだが…君はどうだ?」

「うん……同じだよ。でも二人だけの秘密みたいで私は少し嬉しいかな」

「ほう、ではまた実行するか」

「ひゃっ、もうお尻はやめて」

する、と臀部から腿の曲線を彼の両手が撫であげる。じとっとした視線で杏寿郎さんを見ると、にっこりと笑われ、唇にキスがまた一つ。


「君の体はどこも触り心地が良いが、特に好きなのはここでな」

「そう、なんだ…」

恥ずかしいけど、彼が好きだと言ってくれるのは素直に嬉しい。

「ありがとう、いつもたくさん褒めてくれて」

「何、本当の事を言っているまで!」

ふふっと笑いあった私達は互いの体に腕を回し、キスを重ねていく。パン、パン、パンと体を打ち付け合うと、結合部も肌が当たる部分も熱くなり、息も乱れる。

「んっ、きょうじゅ……さん、はあっ、好き……」

「はあ、俺も君が……好き、だ」

ぐちゅ、ぐちゅ、と水音が響く音がだんだんと大きくなっていくと、私が発する声もボリュームが増す。

「あ、んっ!やだ……気持ちい……いやぁぁ!」

「もっと…こちらに、寄ってくれ……」

グッと腰を引き寄せられると、はだけた私の肌と彼の肌がぴったりとくっついた。あたたかい温度にほっとする。
額に汗をかいている彼を見た私は、そこにそうっと一つ口付けを落として、ちうと小さなリップ音を響かせた。


「そこも悪くは、ないが……はあ、やはりここだな」

唇を離した矢先に杏寿郎さんからの吸い付くような口付けが追って来た。
ちう、ちう、ちうと音を鳴らせた後は口内にあたたかい舌が入り込んで来る。

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