恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)
第51章 Cream air lines / 🎴✳︎✳︎
「んっ……」
最初に降って来たのは恋人からの口付けだった。ふっくらとした彼の唇が自分のそれにあたるこの瞬間が私はとても好きだ。
ちう、ちうと啄む音を響かせながら、キスを堪能する。
毎日のように交わしているけど飽きる事は全然ない。むしろどんどん炭治郎と交わすこれが好きになっている。
「はあ…七瀬の唇から離れたくない…」
「んっ、私も……」
舌が絡み、歯列を辿られるとぞくぞくとした感触が背中を通り抜けた。
「あ、ん」
掌が首、鎖骨と流れて行き、膨らみを衣服の上からゆっくりと撫でられた。これだけの行為でもピンと固く尖ってしまう乳輪に我ながら驚いてしまう。
「今、固くなっただろ?七瀬は本当にここを触られるのが好きだよな」
ちう、と一粒のキスを落とした炭治郎は私のコーラルのセーターを脱がせ、インナー、ブラと取り払ってしまう。
上半身が外気にさらされ、少し寒気を感じたが、あらわになった乳房を大きな掌が包み込んでくれた。
「七瀬の胸、大好き。柔らかいし気持ちいい」
「あ、ありがとう。んっ、たんじろ…ダメ。舐めちゃ、やん」
揉まれながら、乳輪の周りをつつ…と彼の舌が辿ると体に甘い電流が走る。
「ん、そんな強く吸わな……あぁ」
先端の尖りが彼のあたたかい口に含まれた。
「甘いなぁ。蜜も出れば良いのに」
「んっ」
質量を増した乳輪に優しく歯があたる。
甘噛みだ。
反対の膨らみはきゅっきゅっと形を確かめるように、彼の2本の指が動く。
ジュン、と下腹部から垂れた蜜がはいているショーツにじわっと広がっていくと思わず足を擦り合わせてしまった。
「ん、はぁ…どうした?」
「ちょっと、そこで……あ、話さな……やん」
膨らみを揉みしだいていた手が離れ、スカートの下から侵入する。
「こっちから蜜が出たな。脱がすよ」
ショーツが取り払われ、ベッドの下に落とされた。
「うん、とろとろ」
「ひゃ…ダメ」