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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第49章 両手に炎 〜炎柱ver.〜 / 🔥・🎴



「どうした?千寿郎!」
「はい……」

きらきらと輝く笑顔を向ける杏寿郎はいつも通りだ。
ふう……と一つ息をついた千寿郎は兄の隣にいる父と目配せをし、意を決して発言をする。








10分後、庭で木刀を一心不乱に振り続ける杏寿郎に槇寿郎は声をかけた。

「俺もお前も厨とは相性が悪いな」

「よもや父上もですか?」

「ああ、瑠火に全く同じ事を言われた」


“手伝って下さるお気持ちは嬉しいのですが、せめてやる前は一声かけて下さい。自己判断は良くないと思います”


「俺もお前と同じように卵をたくさんダメにした」

「剣術とは勝手が違いますね」

「ああ、繊細な作業だからな」


親子は縁側に座り、ほうじ茶を互いに啜りながら話していく。
すると鼻腔を甘い匂いが通り抜けた。


「上手そうな匂いだな。行ってみるか」
「はい!」

2人はお茶を飲み切ると、厨へと足を進めた。






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ここから結末が2つに分かれます。


杏寿郎エンドは次ページへ→

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