恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)
第46章 狐火の契約 / 🔥✳︎✳︎
続けて割れ目をなぞり、その1番上で小さくもかわいらしく主張している花芽をちう、と吸ってやった。
愛らしい鳴き声が2度室内に響いた。
その声を聞くだけで、自分の体と心が熱く燃えていくのがわかる。
「七瀬……君をもっとたくさん俺にくれ」
「やぁん!気持ち……いっ」
とろとろとろ、と次々に煌めく雫を舐めとっていくと、ますます反応を良くする彼女。
君の中にはいりたい、1つになりたい。そんな抑えられない気持ちに支配される。
ガシッと目の前にある、細く白い両足を掴んで、己の肩に乗せた。
すると彼女の臀部にある尻尾がふわっと揺れ、9本ある俺の尻尾の内1本を撫でる。
———!
妖狐の力が最も込められているのは、尻尾だ。そして番(つがい)となる者からのこの行為は求愛の証。
七瀬はまだ知らないはずだ。しかし、彼女の体は自分を確実に求めている。
これに自分の本能がまた大きく反応した。
「……来てくれ」
「あっ、ああん、やっ……!!」
腰をしっかりと掴むと、彼女の狭い膣壁の中に侵入する。
しっとりと濡れているそこは俺の昂りをきゅう、きゅうと締め付けて来た。
今まで1度も開けられた事がない密路はまだまだ狭く、きつい。
しかし……
「あっ、ん!そこ、いい……よ!」
パン、パン……と結合部を打ち付ける。互いを繋いでいるそこは淫らな音を響かせ続ける。
律動を速めていく。下腹部から放射状に広がるように全身が熱くなる。
「くっ……はあ……七瀬……!」
「ああっ、熱、い……や、ぁ……あ……」
先程より強く、熱い欲を放った。
彼女が受け止め切れなかった白濁が結合部から漏れる。
肩に乗せた両足の甲にそれぞれ口付けを落とし、男根を抜く。どろっと白い欲が流れ出た。
これは妖力を流すだけでは済まないかもしれんな……。布団の側に置いてあるちり紙で彼女の入り口を拭き、七瀬にゆっくりと覆いかぶさる。
すると、背中に華奢な両腕が回った。胸の中に押し寄せるのは暖かく、心地が良い多幸感だ。