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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第35章 He is neat ?/ 🌊


「……また来る」
「ありがとうございます!いってらっしゃいませ…」

思わずホテルの受付の人のような言葉が出てしまった。でも間違いではないから、これはこれで良いだろう。


「お願いします!」
彼の後に並んでいた大きな声のお客さんがオレンジのカゴをレジに置く。私は青いジャージの背中をもう一度見た後、目の前の接客に集中した。


少しだけど、初めて彼と会話出来た!嬉しさに浸っていると、先程の彼の会計に続いて次のお客さんの会計は何と777円だ。


「お客様、スリーセブンですねー凄い!きっと良い一日になりますよ」

「ありがとう!今日はたまたまここに買い物に来たのだが、君の言う通り確かにラッキーだ!!」

とても派手な見た目。だがしかし端正な顔立ちがそこにあった。


目の前にいる彼は肩まである鮮やかな金色の長髪と炎が燃えているような瞳が印象的で、背は…ジャージの彼と同じくらい。と言う事は180センチ近いのか。


175センチ以上は私だけではなく、殆どの女子が憧れる男性の身長…と言うのは自分の勝手な見解だけど、周りの話を聞く限りこれは間違いではないはずだ。


「はい、どうぞ。いってらっしゃいませ!」
「うむ!また来る」

派手なお兄さんを見送ると、人足がひと段落した。もう一台のレジにまだお客さんが並んでいるのでこちらのレジに来てもらうように促す。


555円の彼と777円の派手なお兄さん。連続してゾロ目会計に立ち会えた。
今日はきっと良い日だ!私は心地よい高揚感に包まれながら、今朝の勤務を終えた。


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