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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第33章 狐に嫁入り? ② / 🔥


「驚きますよね。私も息子2人を生んだ時に強く感じましたもの」

瑠火さんが用意してくれたほうじ茶と甘味…さつまいもけんぴが座卓の中央に置かれている。
それを5人で食べながら、話をし始めた。


煉獄家の男子は必ずと言って良い程、この鮮やかな金髪と緋色の瞳の容姿を持って生まれてくるそうだ。だけど、女性にはこの法則は当てはまらないとの事。

因みにさつまいもは杏寿郎さんの大好物だそうで、お稲荷さんよりも目がないんだそう。
そんな所もかわいいなあ。本当に癒されてしまう。


そして4人共に共通しているのは頭のてっぺんにぴょこんと左右に生えている三角形の狐耳と、ふわふわと触り心地が良さそうな尻尾。

私の右隣に座っている杏寿郎さんの尻尾が、正座をしている自分の両方の足底に時々当たってくすぐったい。

それから自分が着ていたパジャマは、こちらの世界に来た時に桃色で小花柄が散りばめられている可愛い小袖(こそで ※1)に変わっていた。

杏寿郎さんが術を施してくれたらしい。パジャマで皆さんに会うのは気が引ける…と内心考えていたので、有難い気遣いだ。


「そろそろ、本題に入るか。七瀬さん、煉獄家と素山家なのだが……」

今度は槇寿郎さんが両家の長い長い戦いの歴史を話し始める。





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※1…… 日本の伝統的衣装の一つ。現代日本で一般的に用いられている、和服(着物)の元となった衣類。





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