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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第28章 アオイハル、跳ねる / 🌊✳︎✳︎


義勇さんがベッドにゆっくり下ろしてくれると、その心地よい浮遊感に包まれる。


彼のベッドはウォーターベッドだ。家具屋に買い物に行った際、実際寝てみて一目で気に入ったらしい。
水の呼吸を使うだけに、やっぱり水の感覚がしっくりくるのかな。


だったら私も一緒か。同じ呼吸を使うから。
体がゆっくり沈む感覚をじっくり味わっていると、彼が私に跨って来た。


「もう気持ち良さそうだな」
私のおでこに一つ、キスが落とされる。

「だってこのベッド、包容力が凄いんですもん…」
彼の両頬を包んで、私からもキスを贈った。


「七瀬………」
「あ……んぅ」

最初はゆっくりと。だんだんキスの深さと一緒に落とされる速度が上がって来る。

首、鎖骨……と水が流れるようなキスをされながら、着ている服を脱がされて行き、お互いが下着だけの姿になった。


義勇さんは着痩せする体質のようで、こうして裸になった時はいつもびっくりしてしまう。服の上からは想像出来ない程の筋肉質な体躯だからだ。


「本当に綺麗な体です。惚れ惚れしちゃいます」

そしてこの綺麗な体の上に更にうっとりするぐらいの美麗な顔立ちが鎮座している。

「そうでもない。……綺麗なのは七瀬、お前の方だ」

私の右胸に義勇さんからの言葉と一緒に、ちゅっ…と小さな雨が降って来た。

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