• テキストサイズ

恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第22章 令和の師範と継子 ③ / 🔥


どうやら「I LOVE…」と言う歌の歌詞らしい。

「この曲で自分が好きなフレーズをピックアップして、その歌詞に込められた思いとか……そう言ったものを各自発表する事になってるんです」


ふむ、趣旨はわかった。右手人差し指で歌詞を下に辿っていけば、ある箇所で指が止まる。
赤ペンでその歌詞がぐるりと囲んであった。


「所で七瀬…君は俺の担当教科を知っているか?」

「もちろんです!歴史ですよね?」

「専門外だぞ?何故俺に聞くんだ?」

かわいい恋人に頼られると言う事はいつだって嬉しい。しかし、気になった事を聞いてみた。


「だからですよ」

む?そう来るか………


「専門じゃないから違う視点で考える事が出来るんじゃないか。そう思ったので、杏寿郎さんに聞いてみました」


「わかった。では一緒に考えよう」

そう答えると、一層彼女は笑みを深めた。

「この”句読点のない想いも”……これがどう考えてもわからなくって……」

「句読点がない、か」


ううむ。これはなかなか難題ではないか?句読点……。
句読点、句読点、句読点。


頭の中で3回繰り返すが、なかなか自分の中で答えが導き出せない。



/ 938ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp