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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第21章 令和の師範と継子 ② / 🔥



「水の呼吸・肆ノ型」
「打ち潮!」

烈火の炎を二つの波の連撃で受け流せば、彼もまたその連撃を盛炎のうねりで相殺した。一度、お互いに距離を取って着地。


「よし!2人ともそこまでだ!」
ここで、槇寿郎さんから声がかかった。


「む…父上、俺達はまだやれますが?」
「もう、昼だぞ。昼食にしよう」

ぐ〜〜〜……とその場に大きく響いた間の抜ける音。それは私と杏寿郎さんのお腹の音だった。


「お前達は腹の虫も同じタイミングか?本当に仲が良いな」

………恥ずかしい……

私の顔の表面温度が上昇する。
お互いのお腹が鳴る音と、槇寿郎さんの一言で、令和の師弟対決は終わりを告げた。








レジャーシートの上に並ぶ美味しそうな食事の数々。

「何か……運動会を思い出します」
「そうだな、懐かしい」


タッパーの中には俵型に握られた海苔巻きおにぎりに唐揚げ、タコの形のウインナー、ほうれん草とベーコンのバター炒め、ミニトマト、フライドポテト、ごぼうの甘辛炒め、マカロニサラダetc…

「あっ、さつまいもの甘露煮がこんなに!」

タッパー3個分にぎっしり入ってて、私は顔が綻んでしまう。



「いただきます!!」

5人の声が揃って、各自お弁当を食べ始めた。



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